window.dataLayer = window.dataLayer || []; function gtag(){dataLayer.push(arguments);} gtag('js', new Date()); gtag('config', 'UA-109916841-1'); なぜ食品包装容器って色がついているの?|食品包装容器 | 最新情報 |木村容器株式会社

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なぜ食品包装容器って色がついているの?|食品包装容器

なぜ食品包装容器って色がついているの?|食品包装容器

なぜ食品容器に色がついているの?

「人を外見で判断してはいけない」とは言いますが、やっぱり人は第一印象のイメージが大きいですよね。
例えば、新しく見つけたお店に入ろうか、このジュースを買ってみようか、など毎日いろいろ選択していきますが、それは多くの場合見た目がその選択に大きく関係します。。

食品包装パッケージにも見た目非常に重要です。
食品包装パッケージは主役ではなく、わき役なので主張し過ぎず、主役を引き立てなければなりません。
それでいながら入れやすく食べやすい・・・・なかなかの名わき役(バイプレーヤー)です。

わたしたちが毎日手にする食品容器にも様々な色が使われています。
それをよく見ると疑問が沸いてきます。
なぜ色が付いているのでしょうか。
おいしそうに見えるため?売れるようにするため?それともほかにも何か理由があるのでしょうか?
パッケージコンシェルジュが調べてみました。

faq

中身を守るという役割

食品を提供するときに重要なのは、消費者が食べる時までその品質を保たなければならないということです。

その食品が劣化してしまう考えられる主な原因として考えられるのは、光・酸素・温度・湿度などで、内容物によってもその原因が異なります。
そのような要因から食品を守り、食品を長く保存できるように食品に食品添加物も利用されていますが、先ほど挙げたもののうち、光は容器によってしか防げないのです。

光には紫外線と可視光線の二種類あって、紫外線は紫外線カット材を入れれば透明の容器でも防ぐことができます。
しかし可視光線は光そのものを遮断することが必要なのです。

それがどんな結果を招くのでしょうか?
食品が光にさらされると、光化学反応によってたんぱく質や油脂が酸化します。
またビタミンの破壊や退色などが起こります。
これは、ショーケースによる光によっても起こるのだそうです。
それら食品を長く保存させるために外的となる光を通しにくい色として茶色や赤、濃紺などが食品容器に多く使用されていのです。

今回調べていてふと思ったのは、父親が毎日飲んでいたビールの瓶です。
それは茶色の瓶でした。
祖父は緑の瓶に入った日本酒を飲んでいましたが、緑色も茶色と同様に紫外線をカットする作用があります。

このように色の付いた容器は食品保存の外的である光から守るという役割があるのです。
ちなみにわたしが飲んでいる泡盛は紙パックに入っています。

色の持つ心理効果

mind 心理効果

食品包装容器に色がついている理由は、品質を保つ以外にも重要な役割があります。
それは色の持つ心理効果です。

それは左の画像のように、何かを念じている訳ではありません。
色にはそんな非科学的な効果はありません。
食品包装容器によって、どのお店でも商品をより一層魅力的に見せるために、使う容器の色が工夫されているのです。
そうただの見た目です。
でも最初に考えたように重要ですよね。

ではそれぞれの色にはどんな効果があるのでしょうか。
暖色・寒色・中間色・無彩色という大まかな色の区別でまとめてみましょう。


・暖色系(赤やオレンジ、黄色、ピンクなど)
赤には食欲を増進させる効果があるので食品の容器によく使われています。
ちなみにこのコンテンツの冒頭に赤の色を使ったのは、皆さんの食欲を刺激しているわけではありません。

戻りますが、赤やオレンジは秋を、ピンクは春を連想させます。
暖色から想像する味は、こってりしている、あたたかい、旨味があるなどです。
またほとんどの人が黄色から酸味を連想するという調査結果もあります。

・寒色(青、水色など)
水や海のイメージから冷たい印象があり、夏用の冷たい食べ物に使用されています。
この色は使い方によっては食欲を減退させる効果があるので、食欲を抑制するダイエットに使われることもあるんだとか・・・
寒色から連想する味は、しょっぱい、さっぱり、冷たいなどです。

・中間色(緑、黄緑、紫など)
緑系はリラックス効果があります。
黄緑は初夏を思わせ新鮮さを連想させます。
濃い紫は高級感があります。
緑は新鮮な野菜や野菜の苦みを、紫は濃い味や苦みを連想させます。

・無彩色(白、黒、灰色)
高級感や大人の雰囲気を感じさせます。
白は清潔でシンプルな印象、黒は重厚感や高級感を与えます。
白は塩味や上品な薄味、黒は濃厚な旨味や、苦みを連想させます。
お弁当などに高級感を出したいお客さまは大抵このような色を選びますね。

また色から連想する味は、見た人が今までに味わったことのある食品を連想して感じていることが多いようです。
これらの心理効果はどのように食品包装容器に生かされているのでしょうか。

色とりどり 色

色のイメージを商品づくりに生かす

食品包装容器は、このように心理的な側面も考えて容器を作っています。
このように色の与える効果が最大限に利用されているのは、弁当や総菜の容器と言えるでしょう。
一色だけではなく他の色と組み合わせることで、さらにお弁当のイメージを増幅させる工夫がされているのです。

例えば、明るく華やかな印象の赤は、お花見やお祝いの席で食べる弁当にぴったりです。
春の時期は梅から桜、桃とピンクの花が咲きひな祭りなどもあるので、お弁当に赤やピンクの容器が使われていることが多いですね。

真っ赤な容器はこってり中華系の印象もありますが、赤と黒、また金などが入った容器は旨味や高級感を感じさせるのでお寿司の容器などに使われています。

さっぱりと冷たい印象の青や水色は、夏の時期の麺類やわらび餅、水まんじゅうなどの容器によく使われています。
青系は食欲を減退させる効果があるので、多くの場合他の色と組み合わせて使われています。

例えば白いトレーの一部に水色を配置したり、水色のトレーに葉っぱを思わせる緑を配置した容器が使われています。
料理に笹の葉や青じそなどを添えるところからきているのでしょう。
確かに食器を見た人の過去の良いイメージを利用しているのです。

中間色の緑は、フレッシュさを伝えたいいろいろなサラダやフルーツに使われています。
これも白いトレーにグリーンが配置されていることが多く、下にレタスを敷いたような印象を受けます。
実際ポテトサラダの下に敷かれたレタスを食べる人は少ないので、印刷で敷かれている感を出せるのは便利ですね。

白や黒の容器は食材の色をはっきり目立たせ、こだわりを感じさせます。
黒い容器のがっつり系弁当に心惹かれる男性は多いのではないでしょうか。
黒の容器は濃い味の印象がありますから、たくさん食べたい男性には効果的かもしれません。
また、黒は食材の色が引き立て高級感があるので、お寿司やオードブルなどによく使われています。

黒も金や青と組み合わせることでさっぱりとした新鮮な印象を与えることができます。
海鮮丼などでこのような色の組み合わせを見ることがあります。
おしゃれな印象を与える白い容器は、パスタやオムライスなどの洋食のお弁当に使われています。

まとめ

こう考えると、このような食品包装容器に色がつけられている理由に日本人の特性も関係しているのかもしれません。
日本には「料理はまず目で味わう」と言われるくらい彩という観念が日本では重視されています。
それが具現化されているのが懐石料理などです。

また同じ食品でも容器の色によって買う側が連想するイメージは変わってきます。

このように食品容器の色は食品を光から守り、料理をさらにおいしく見せ、「おいしそう!」と消費者を引き付ける効果があるだけではなく、古来より培った日本人の価値観も関係しているのかもしれません。

木村容器には色とりどりの食品包装容器が用意されています。
またその容器を色で選ぶことができるようにWEBサイトは工夫されています。
ぜひ当社WEBサイト商品情報をご覧ください。

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