window.dataLayer = window.dataLayer || []; function gtag(){dataLayer.push(arguments);} gtag('js', new Date()); gtag('config', 'UA-109916841-1'); 話題沸騰中!お気に入りの紙袋作ってみませんか? | 日本の文化「包む」 |木村容器株式会社

最新情報

話題沸騰中!お気に入りの紙袋作ってみませんか?

話題沸騰中!お気に入りの紙袋作ってみませんか?

高級感を感じるのか、それとも人の興味を惹くのかわかりませんが、紙袋は人気があります。

買い物をした時に持ち歩く紙袋は、今では私たちのサブバッグとなっています。
さらにアパレルやブランドものを買った際にもらった紙袋を普段使いする人もいます。

たしかにものをいただくときにビニール袋でもらうよりも紙袋の方が特別感はしますよね。

このコンテンツでは、普段何気なく使っている手提げ袋や紙袋には、どのような歴史があるのか特集します。

見直されつつある、紙袋

2020年7月から施工されたレジ袋有料化に伴い、海洋プラスチックごみ削減など、
環境対策に取り組んでいることをアピールするため、ポリ袋の使用をやめ、紙袋への切り替えを行う企業が増え始めています。

この日本の紙袋はポリエチレンの袋が誕生する前から、日本人の暮らしを支える包装資材でした。
またご家庭で紙袋を保管をし、2次利用する方も多いアイテムです。

とくに昔は三越などのデパートの紙袋はちょっとした価値があるアイテムでした。
紙袋にはそんな時代があったのです。

しかしそんな紙袋も前述した環境関連の問題によって見直されつつあるのです。

では紙袋にはどのような歴史があるのでしょうか。

紙袋

紙袋の歴史ーアメリカから

紙袋と一口で言うと、いろいろなものがあります。
また私たちの生活に密接に関係しているものという印象もあります。
例えばちょっとした服屋さんで購入するとショップの紙袋に入れてくれます。
またデパートなどで食材などを購入しても、紙袋に入れてくれることもあるのです。

私たちも、これまでにいただいたちょっとお洒落な紙袋を取っておいて、友人へのプレゼントを入れたこともあるのではないでしょうか。

そんな私たちにとっても身近な紙袋がこの日本において、登場したのは約100年前のことです。
1923年に、ニューヨーク駐在の日本の商社マンが、アメリカで製造された紙袋を日本に送ったことがそのはじまりと言われています。

そのアメリカでは、遡ること1883年頃に、機械で生産できる紙袋が誕生しました。
それは、それまでの紙袋とは違って、マチがついていて物を入れて自立する紙袋でした。
この紙袋は1930年ころからスーパーマーケットと一緒に広く普及して今に至っています。
アメリカではスーパーで買ったものを入れるのに、「プラスチックバックか紙袋か」を選択するところが多くありました。

日本では、前述したようにハイクオリティなスーパーマーケットか、デパートや贈答用の袋などに用いられています。
ユニクロなどのお手頃価格、私のような庶民に優しいお店では、ビニール袋の入れものになっていました。

しかし、2020年7月から施行された、レジ袋有料化により多くの店舗でビニール袋の提供を見直しています。
先ほどのユニクロも紙袋を有料で販売するようになりましたね。
紙袋もサービスで提供するものから、必要な方が購入するものに変化し始めています。

このように日本では紙袋が使われるシーンが異なっていますが、
この違いは、日本の「包む」ことに含まれるおもてなしの心が関係しているようです。

紙袋のはじめは、セメント袋・・・・!?

紙袋 セメント袋 無骨な袋

はじめて日本に持ち込まれた紙袋は、ある日本の商社マンがもたらしましたが、
その日本の商社マンがニューヨークから送った紙袋は、
製紙会社によって改良を重ねられ最初にセメント会社によって使用されました。

当時セメントの容器として木樽が使われていましたが、それに代わるものとしてクラフト紙袋を使い始めたのです。

今でもお米は紙袋に入っています。
お米はかなりの重量ですが、そのまま運搬されたり保管されたりしています。
紙袋って本当は丈夫なんです!

紙袋が現在のように手提げとして使われるようになったきっかけは、
日本で最初の百貨店である三越が、三越のロゴが入ったオリジナルの紙袋を使い始めたことがきっかけです。

その紙袋を見れば、「あの人は三越でお買い物をしたんだ」と一目で分かるわけですから、三越としてもかなりの宣伝効果があったようです。
また三越で買い物をする方も、周りがそんな目で見ていることを知っているわけですから、その紙袋を持つということだけで満足したかもしれません。

しかも、その紙袋のピンク・青・紺のシンプルなデザイン!
道行く人にとても新鮮に映ったに違いありません。
このデザインの紙袋は、2014年まで実に57年間も使用されました。

現在も紙袋は歩く広告として大切な役割を担っています。
持って歩く人が広告塔なんです。

紙袋

美しい「包む」という観点での紙袋

日本では紙袋が、このように進化していきました。

紙袋発祥の地?であるアメリカでは、どうなのでしょうか?
アメリカでは、お店で購入したものを持ち運ぶという役割がメインになっているので、お店が用意している紙袋は買ったものを入れて運べればよし!という品質のものがほとんどです。
アメリカらしいですね。まさしく効率主義です。

しかし日本ではどうでしょうか。
先ほども考えたようにお店の雰囲気に合ったデザインとロゴが入った、持ちやすい紙袋に入れてくれます。
また紙袋はけっこう丈夫なのですぐに捨てずに取っておいて、後で使うという人がほとんどではないでしょうか。
このように、アメリカと日本においては紙袋が果たす役割が少し違っており、
日本では日本の文化である「包む」という意識を加味し、独自の進化を遂げているのです。

日本の「包む」という文化と世界の違い

世界

世界のどこでも、古代から人々は食物を貯蔵し、持ち運ぶために包装というものを発展させてきました。
最初この日本では麻や藁、縄などを使っていろいろな形の包装をしてきました。
世界の状況も似たより寄ったりです。
身近な資材を使って包むのが最初です。

しかし世界と違い日本の「包む」という文化は、「贈る」、「届ける」、「仕舞う」、「隠す」など、日本人の繊細さやおもてなしの心に合う、独自の発展をしてきたのです。
そこに大きな違いがあり、それが底辺にあるがゆえ、独自の進化を遂げていったのです。

例えば奈良時代に布が伝わった時、日本人はそれを包むものに使いました。
さらに染色の技術を使って美しい布を作り、そして美しい包み方も生み出してきました。これが風呂敷です。

また今では世界的に認知されるようになった「おもてなし」という言葉ですが、これは相手に対する気遣いや心配りを指すものでもあります。
また物を大切にする気持ち、またプレゼントの中身が見えないようにするという独特の気遣いなどによって、日本の紙袋は今のように発展してきたものと思われます。

まさに「包む」という文化は、日本人の心を表しているといっても過言ではないのです。

まとめ

木村容器では、さまざまな紙袋を扱っていますし、オリジナルで紙袋を作るご要望も多々あります。
紙袋はお店でも数多く扱っておりますし、昔からさまざまなデザインを施し、お客さまに満足いただいた経験を持っています。

ぜひご相談ください!

この記事をシェアする

Facebookでシェア! Twitterでシェア! HATENAブックマーク メールで送る