window.dataLayer = window.dataLayer || []; function gtag(){dataLayer.push(arguments);} gtag('js', new Date()); gtag('config', 'UA-109916841-1'); マスクの疑問あれこれ解決!|コロナ禍の不織布マスクの選び方 | その他商品 |木村容器株式会社

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マスクの疑問あれこれ解決!|コロナ禍の不織布マスクの選び方

マスクの疑問あれこれ解決!|コロナ禍の不織布マスクの選び方

いまや公共の場でのエチケットとして今や必需品ともいえるマスク。
そのなかでも、感染症対策にも欠かせず、気軽に使えるマスクとして広く普及しているのが不織布マスクです。

昨今ではさまざまな不織布マスクが販売されているため、こんな質問が生じます。
「どうやって選べばいいの?」「何を基準に比較すべきなの?」と悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。

そこで今回のコンテンツは、不織布マスクの選び方を解説します。

マスクの現況

一時期入手困難だったマスクが、店頭でたくさん並ぶようになりました。

箱入りの不織布マスクも色々なメーカーのものがあり、お値段も様々です。不織布マスクは消耗品ですから、できる限りコストのかからないものを選びたいですが、そうなると安いものは品質が悪いのだろうか・・という疑問も出てきます。

その一方で、見た目が同じような不織布マスクがたくさんあるので、どれを選んでも同じでしょという気持ちにもなります。

不織布とはなんですか?

不織布(ふしょくふ)とは「織っていない布」のことです。
通常の布は、繊維をひねって糸にし、それを織ったり編んだりして作ります。
しかし不織布の場合は、繊維を一定の方向またはランダムに重ね合わせ、接着剤や熱などで結合させて作るのが不織布なのです。

織布マスクは1枚の布でできているのではなく「表側不織布」「中間層のフィルター不織布」「内側不織布」などの不織布が合わさり、多層構造になったものが一般的です。

そのような不織布を使ってどのようにマスクをつくるのでしょうか。
一般的な不織布マスクでは、ポリプロピレン不織布に帯電処理を行なうことで、捕集効率(マスクのフィルターによるろ過能力を示す指標)を高めています。
また、鼻とマスクとのすきまを小さくするための「ノーズフィット」を上部に設けるなど、フィット感を高めるための工夫も施されています。

コロナ禍前はその「ノーズフィット」は口の真ん中にも入っていました。
それで形を整え息がしやすくなっていたのですが、コロナ禍の今はいつの間にかなくなっていますよね。

不思議なものです。

不織布マスクの必要な仕様

まずは、よく売られている不織布マスクのスペックについて考えてみたいと思います。
そもそも私たちは、ウイルスや花粉、PM2.5を飛散あるいは取り込みたくないのでマスクを着用しています。
このような物質はそれぞれサイズが違うので、それらを通さないことがマスクに求める必須条件になります。

ウイルス、花粉、PM2.5の粒子の大きさはどのくらいなのでしょうか?下の表をご覧ください。

花粉 花粉の平均的なサイズは30.0㎛
飛沫 3.0~5.0㎛
飛沫そのものは5.0㎛で飛距離は1~2メートル
空気中を長時間浮遊する飛沫核は直径4μm以下
PM2.5 2.5㎛以下の粒子
ウィルス 0.1~0.5㎛
コロナウイルスは0.1㎛

この数値から分かるように、見えない粒子のサイズには差があることが分かります。
微粒子のコロナウイルスを防ぎたいのに、花粉シャットアウト用のマスクを着けているならウイルスはすんなり通過できてしまいます。
ではマスクを購入するときどこをチェックすれば、自分が防ぎたい物質を遮断できる仕様のマスクを選ぶことができるのでしょうか。

不織布マスクを性能で選ぶ

一見同じように見える不織布マスクでも、性能は色々です。
不織布マスクのフィルター性能は、小さな粒子を高確率で捕集できるほど高いとされています。
この性能を示すため、ろ過(捕集)効率の検査が行われ、BFE、VFE、PFEという数値で表示されています。
それぞれを簡単にご説明します。

BFE(Bacterial Filtration Efficiency) バクテリア(細菌)ろ過効率
これは約3.0㎛の大きさの細菌を含む粒子をどれほどろ過(捕集)できたかを示すものです。
例えば「BFE99%」と記載されている場合、3.0㎛の粒子を99%の確立で遮断できるということです。
VFE(Viral Filtration Efficiency) ウイルスろ過効率
約0.1~5.0㎛のウイルスを含む粒子がどれほどろ過(捕集)できたかを示す数値です。
PFE(Particle Filtration Efficiency) 微粒子ろ過効率
約0.1㎛(マイクロメートル)サイズの微粒子をどれくらいろ過(捕集)できたのかを表しています。

花粉・PM2.5・ウイルスを防げるのは?

マスク ウィルス

花粉・PM2.5・ウイルスを防ぐには、それぞれの粒子の大きさに対応したマスクを選びます。

例えば30.0㎛の花粉を予防したい場合は、BFE値が高いものを選択すると良いということになります。
ウイルスを含む飛沫やPM2.5を防ぎたいならVFEの数値が高いものが良いでしょう。
そしてインフルエンザウイルスやコロナウイルス(サイズ0.1㎛)などのエアロゾル感染の予防をしたいなら、PFE99%のものを選ぶと、ウイルスを99%カットしてくれるということになります。

ちなみに、この性能のレベルとマスクの価格は必ずしも比例しません。
ですから、値段が高いから高性能に違いない!などと考えず、BFE・VFE・PFEの数値で決めるようにしましょう。

マスクの種類ごとの仕様を解説

今外出している人が付けているマスクを見てみると、不織布マスク、布、ウレタンなど様々です。
しかし、感染者と接触した場合に不織布マスク以外のマスクを着けていると濃厚接触者とみなされる自治体も多くあります。

ではマスクの種類によってどのような差があるのでしょうか?

不織布マスク

不織布マスク
不織布マスク

不織布とは繊維を織り込まず熱的、機械的、化学的作用により繊維を装着または絡み合わせてシート状にしたものです。不織布マスクの素材はほとんどがポリプロピレン、もしくはポリエチレンです。
不織布は繊維同士の隙間が少ないのに通気性が良いのが特徴です。不織布マスクは3~4枚の不織布が重ねられており、内部には粒子を捕集する機能が施されたフィルターが入っています。
布やウレタン、ガーゼなどマスクは色々ありますが、感染対策効果が高いのは不織布マスクです。

布マスク・ガーゼマスク

布マスク ガーゼマスク
布マスク

布、多くの場合はガーゼなどで作られたマスクです。
全国民に配布された白のガーゼマスクはアベノマスクとして有名になりました。

布マスク・ガーゼマスクは、ろ過(捕集)率の点では不織布マスクより劣ります。
しかしスーパーコンピューターの分析では、ハンドメイドの布製マスクでも、飛沫の7~8割はカットできるという結果も出ています。

ガーゼマスクはその名の通り、綿のガーゼを12~30枚重ね合わせたものです。そのためガーゼの目より細かい粒子は通ってしまいます。
ただ、最近は花粉を防ぐ特殊なフィルタを縫い込んだものが出てきています。
布・ガーゼのマスクは何度も洗えますし、厚みがあるので乾燥を防ぎ保温できるという効果があります。

ウレタンマスク

ウレタンマスク
ウレタンマスク

ウレタンマスクはポリウレタンという素材でできたマスクです。

ポリウレタンは水着やクッションの中身のスポンジなどに使用されていることから分かるように、軽くて伸縮性があり、通気性もあります。
ですからウレタンマスクは軽くて息がしやすく、伸縮性があるため顔にフィットして小顔効果があると人気です。
しかし、通気性が良いということはマスクの穴が大きいということでもあり、ウイルスを含んだ飛沫を周りに吐き出してしまう可能性は不織布マスクより高くなります。

ウレタンマスクの効果についてはウレタンマスクでどこまで防げる?|賢いマスクの選び方をご覧ください。

マスクの形状を解説

平型(平面)

昔からあるガーゼのマスクが平型タイプです。

プリーツ型

不織布マスクで多いのは、上下に広げるプリーツ型です。
鼻の部分にノーズフィットがあり、自分の鼻の高さに合わせることができるので比較的気密性が保てます。
顎まで伸ばすこともできるので、しっかり覆うことができます。
どんなにろ過(捕集)性能が高くても隙間があったらそこからウイルスは入り放題ですから、それぞれの顔に合わせやすいのはプリーツ型の利点です。
ただし、フィットするぶん、顔に密着し呼吸がしにくくなったり化粧が付いてしまうという問題もあります。
その点を解消してくれるのは立体型マスクです。

立体型

立体型マスク
立体型マスク

立体型は顔の形にデザイン、縫製されていて、顔に乗せれば良いようになっています。
マスクと口元に空間ができるので、口元のメイク崩れを減らすことができます。

ただし、立体型はプリーツ型のように伸縮性がないので、自分の顔に合ったものを選ぶ必要があります。
プリーツ型も立体型も、素材が同じであれば性能に差はありません。重要なのは、顔とマスクの間に隙間ができないようにすることです。
顔にピッタリフィットしたものを選ぶことで、自分と周りの人を守ることができます。 

マスクの選び方のまとめ

マスクの性能は様々です。
マスクを選ぶ際にはこの記事でご紹介したようなPFE、BFE、VFEなどの値をチェックして用途に合ったマスクを選びましょう。

今は新型コロナウィルス対策のために、外出する時にはいつもマスクを着用しているかもしれません。
しかし、屋外を散歩する時と人が多いお店や電車を利用する時とでは状況が異なります。
状況によって、布マスクやウレタンマスクと高機能の不織布マスクを使い分けて、なるべく快適に過ごしたいものです。

どんなに性能が良いマスクを選んでも、マスクと顔との間に隙間ができてしまっては意味がないので、鼻や頬、顎まで覆えてフィットする形状のものを選びたいものです。

飲食店やオフィスで徹底した感染対策をしたいなら、コロナ対策に適した性能のマスクを企業として購入し、社員に安心感を提供するのも福利厚生の一環になりそうです。

木村容器では用途に応じた様々なマスク、フェイスシールドなどをご案内できます。
産地や品質不明瞭な偽物のマスクも出てきていますので、購入ご検討の場合は一度パッケージコンシェルジュまでご相談ください。

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