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移動販売 移動販売の始まり

移動販売 移動販売の始まり

移動販売とは

移動販売とは、店舗を構えず車で商品を運んできて販売する小売業の形態です。

移動販売の中には雑貨から飲食業まで様々な業種がありますが、最近人気なのが、キッチンカーをはじめいろいろな食材を扱う飲食分野の移動販売です。
日本ではかなり前から様々な食べ物を移動販売していました。

ここでは、移動販売の始まりと時代による変化を取り上げます。

移動販売の歴史

移動販売 テイクアウト

商売はどの時代も、その時代の人々の生活とニーズを映し出すものです。移動販売は歴史の中でどのように登場し変化してきたのでしょうか。


・屋台としてのはじまり
江戸時代、大都市には労働者が多く集まり、外食の需要が高まっていきました。
またその時代、町人文化が花開き、路上で蕎麦や握り寿司、おでんや焼き鳥などを売る屋台がにぎわうようになりました。


これが移動販売の始まりといわれています。
その中で天秤棒を使っていろいろなものを売り歩く行商も広く見られました。

・リヤカーから自動車へ
明治中期以降は各地で道幅が広げられ、その頃発明されたリヤカーが移動販売に用いられるようになりました。

売られていたのはラーメン、たこ焼き、石焼き芋など今でもおなじみの食べ物で、後に移動手段が車へと変化し現在知られているような移動販売の原形となりました。
昭和の人には懐かしく、目に浮かぶようです。
戦後、闇市で盛んだった屋台のほかにも、自転車を利用してアイスキャンディー、豆腐、冷やし飴、ポン菓子、綿菓子、などを売る移動販売が多くみられました。

昭和30年代の高度経済成長期に登場して人気になったのが「ロバのパン屋」です。
当初は動物のロバを使用していましたが、東京オリンピック後に進んだモータリゼーションにより、自動車での販売に移行しました。
高度経済成長がピークを迎えた1970年頃、自動車の一般普及が進み、チャルメラなどが軽トラックで巡回販売を始めました。

・移動販売の多様化
昭和後期からのバブル時代、ラーメンやクレープなどの軽食を扱う移動販売が一般的になり始めました。
また、男女雇用機会均等法により女性の社会進出が進み、オフィス街では弁当の移動販売が人気を生みました。
平成に入り、移動販売はさらに多様化してきました。
行楽地やイベント会場では、たこ焼き、アイスクリーム、ケバブなど様々なケータリングカーが見受けられるようになったのです。

最近では、オフィス街の遊休地にケータリングカーを出店させたランチ営業が人気を集めています。
移動販売のフランチャイズ展開をする企業もみられるようになりました。

また過疎地においては、移動手段のない高齢者などのために、移動コンビニの巡回販売が行なわれています。
社会貢献を仕事にしたい若者たちや会社に縛られず働きたい女性たちを中心に、移動販売は新たな業種として社会的に広まりつつあります。


移動販売のメリット

メリット 良い点 good

固定店舗を持たずに車で移動しながら商売を行う移動販売は、日本ではパン屋やチャルメラなど昔からなじみある販売方法です。
想像するだけで昭和の人はよだれが出てきます。

しかし最近になって移動販売は再び注目を集めつつあります。
移動販売にはどのようなメリットがあるのでしょうか。


・開店資金が安く抑えられる
実店舗を構える場合、人の集まる便利な場所は家賃が高く、なかなか気軽に始められるものではありません。
しかし、移動販売の場合は土地や物件を確保する必要がなく、販売用の車を用意し改装するだけなので、比較的低予算で開業できるのです。(提供する食品によっては、厨房が別に必要となる場合があるので注意しましょう)

・人の集まる場所で営業できる
人の流れが早くなっている現在、人の集まるところへいつでも出店できることは大きなメリットです。
SNSなどで商品が話題になれば、移動販売車を追いかけて購入するリピーターを獲得することができます。

また販売する場所を変えられるので、人の集まるイベントなど大きな売上が見込める場所にも簡単に出店できます。

店舗を構えてしまうと出店するには多くの準備が必要ですが、移動が前提のキッチンカーであれば、手間をかけずスムーズに参加できます。
またネットが充実している現代だからこそ、SNSなどで情報を発信し、それを受け取る人がいる。
まさに「ONE TO ONE」のマーケティングが手軽にできるのです。
これは大きなメリットですね。

移動販売が、再び注目を集めている理由

この現代、移動販売に注目が集まっているその他の理由の一つとして、調理済みの飲食物を買って自宅やオフィスで食べる「中食」のニーズが高まっていることが挙げられます。

単身世帯や共働き世帯の増加、高齢者の増加により、自宅で調理する人が減っているのです。
また、経済不況のため従来あった外食店などで食事をすることを控える傾向もあります。

しかし美味しいものを安く食べたいという要望はいつもあるわけですから、移動販売でちょっと珍しいものを食べてみたり、出かけた先で今話題のものを食べてみるなど、生活に豊かさをもたらすものになります。

時代と共に変化するお客様のニーズをしっかりとつかんで営業するなら、移動販売は商売の醍醐味を味わうことのできる営業形態と言えるでしょう。

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