スーパーやコンビニで買い物するとき、はじめて目にした商品のパッケージや見た目に惹かれて購入したことはありませんか?
私はこの前、某輸入食品スーパーで、パッケージに惹かれてクリスマス用のお菓子を購入しちゃいました。
そう、パッケージデザインはマーケティング活動における重要な要素です。
ただ食品包装(パッケージ)は食品を包むだけではなく、
食品の衛生保持にもマーケティングという観点でも、ユーザビリティの向上という観点でも重要です。
つまり食品包装(パッケージ)はそのものすべてといっても過言ではありません。
そんな重要な食品包装(パッケージ)に関して、このコンテンツではその重要性や歴史などを特集していきます!
時代と共に変化し続けてきた食品包装のパッケージ
今日この日本では和食に加え、イタリアン、フランス料理など多種多様な食事を楽しむことができます。
今この「食」の世界は人間の好みや生活スタイルが色濃く映し出され、多様化する一方です。
それが可能になったのは流通システムの発展に加え、新鮮な食材を衛生的に、品質を落とさず、わたしたちに届けることができる、優れた食品用容器の技術があるからです。
その食品用容器どのような流れで発展してきたのか、簡単に歴史を振り返ってみましょう。
社会の発展と共に移り変わる現代の包装容器
人類の生活の場は広大な草原を駆け回る狩猟に始まり牧畜へと移行していきました。
つまり人類は定住するようになったのです。それに纏わり食生活にも変化が生まれました。
腐りやすい獣肉は燻製(くんせい)、干し肉など様々な保存方法が開発され、それと同時に食品用包装材料として,獣の皮や内臓などを利用した皮袋が土器・陶器とともに利用されてきました。
その後食品用容器は文明の発展とともに人類の発展にも寄与していきました。
壷や皮袋に入れた酒類をローマ帝国の拡大とともに遠方に輸送したり、大航海時代では樽によって食糧や水の貯蔵を行い、中世では欧州全土にわたる長期の宗教戦争時における軍用食糧の確保など、人々の移動と共に食料も移動するために、さらに新しい食品包装容器の必要性が高まっていったのです。
近代食品用包装容器の始まりを解説
現在用いられている主な食品用容器には、瓶詰、缶詰、紙容器、そしてプラスチック容器があります。
現代でも科学技術の進歩が戦う技術から進歩していったように、食品用容器もフランス革命後軍用食料の確保という目的で進化していきました。
当時のフランスの皇帝ナポレオンは軍用食糧の確保のため、懸賞金を懸けて食品の新貯蔵法を募りました。
その結果発明されたのがガラス瓶による加熱処理方法、そしてガラス瓶に食品を詰めコルクで蓋をして煮沸加熱する今日のびん・缶詰製造法です。
瓶詰は食品を長期保存できて携行可能な食品容器でしたが、重くて破損しやすいことから後に缶詰が発明され、その後缶・びん詰は科学の進歩によりさらに密封・殺菌・長期の保存が可能となり現在まで広く使われています。
世界大戦後、大量生産、大量流通、大量消費の時代がやってくると、新たに登場したプラスチック容器が
食品用容器として大量に利用されるようになりました。
また、さらに瓶や缶より軽く、安価で加工しやすい紙が食品用容器として利用されるようになっていきました。
食品包装(パッケージ)の重要性とは
「容器包装」とは主に食品や添加物を販売するときの食品包装を指します。
その中でも食品包装のパッケージデザインはマーケティング活動における重要な要素です。
なぜ重要なのでしょうか。
以下で簡単に説明したいと思います。
パッケージデザインの4つの重要性
- パッケージデザインで商品価値を創造する
- パッケージデザインでコンセプトの伝達できる
- パッケージデザインでブランディングができる
- パッケージデザインでユーザビリティをつくり出す
本当に簡単に記載いたしましたが、食品包装のパッケージデザインだけでもこれだけ商品価値を伝えることができますので、食品包装重要性が分かるのではないでしょうか。
しかも現代人はテレビや映像などに慣れており、文章を読むことに慣れていません。
ですからなおさらのこと、パッと見てパッとわかる食品包装のパッケージは重要となっているのです。
今の時代の食品容器とは
パッケージデザインの重要性は上記に挙げましたが、今の時代、パッケージに求められるものはもう一つあります。
それは、「環境に負荷がかからない素材」であることです。
木村容器のコンテンツ記事でも幾度か掲載させていただきましたが、2022年4月にプラ新法(「プラスチック資源循環促進法」)が施行され、各企業がSDGsや環境に対する取り組みを進めています。
弊社にお問合せいただく企業様でも、環境に配慮した素材を検討されるケースが増えてきています。
木村容器でもマイクロフルートという薄い段ボール製のランチボックスを販売するなど、環境配慮に取り組んでいます。
日本は包む文化ですが、過剰包装を見直し、包装を簡素化しつつ、商品の見栄えは大切にする。
文章にすると一見難しそうに感じますが、そういったことが求められています。
まとめ
時代が食品包装容器を進化させてきました。
進化により保存期間が延びたり、新しい食文化が形成され、私たちの食生活が豊かになっていきました。
これから始まる時代も食品包装容器を進化させつつあります。