window.dataLayer = window.dataLayer || []; function gtag(){dataLayer.push(arguments);} gtag('js', new Date()); gtag('config', 'UA-109916841-1'); 今後伸長する中食市場 そう確信できる4つの理由とは?! | トピックス |木村容器株式会社

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今後伸長する中食市場 そう確信できる4つの理由とは?!

今後伸長する中食市場 そう確信できる4つの理由とは?!

中食の拡大-どこまで続く?

先日吉祥寺駅近くのマクドナルドを利用した時のことですが、昼時の行列の横を通り抜けてカウンターに直行する若者が入れ替わり立ち代わりやってきます。
彼らはUber Eats(ウーバーイーツ)の配達の人たちです。
マクドナルドでもUber Eats(ウーバーイーツ)を使う人が増えているんですね。

Uber Eats(ウーバーイーツ)をはじめ、このようなデリバリーが注目されるようになった一因には、2019年10月から始まった消費税増税があります。

これまでの増税と違い、軽減税率が導入され外食かテイクアウトかによって税率に差が付くからです。

たしかに消費税増税前から、外食よりお得な中食(テイクアウト)市場は拡大してきましたが、この中食の増加は今後の日本の傾向となると考えられます。

この記事では、中食の増加が続く様々な理由と、中食の成長はどこまで続くのかといった点を考察したいと思います。

今後の日本の中食市場の傾向

中食はこの30年で5倍もの成長を遂げ、10兆円産業となりました。

日本惣菜協会刊行「2019年版惣菜白書」によれば、2018年の中食の市場規模は前年比2.0%増の10兆2518億円で、9年連続で過去最高を更新しています。
それに対して、外食市場は1997年に29兆円のピークに達してそれ以降、全体として低下傾向にあります。

この傾向がくつがえる要因はこの日本にはありません。
今後も日本における収入格差は広がっていくと考えられているからです。

ですから外食から中食へと人が流れていくこの傾向は、今後の日本の傾向となることが予想されます。

それを裏付ける要因をここで簡単におさらいしておきたいと思います。

中食市場拡大の要因①:軽減税率の導入

デリバリー
中食に含まれるデリバリーは軽減税率の対象

軽減税率が導入され、外食すると税率10%なのに対して、中食は8%にとどまることになりました。
たった2%とはいえ、消費者は少しでもお得なものを選ぶものです。
なぜならば、日本ではますます収入格差が広がっており、多くの家庭の可処分所得が減っているからです。


それを裏付ける点として、日経新聞によると、2019年10月1日から2週目までの吉野家など外食各社の売上を調べたところ、10月以降持ち帰りやデリバリーなどの中食分野で売上が伸びているとのことです。

中食市場拡大の要因②:加速する高齢化

高齢化

内閣府によると、2018年10月の時点で65歳以上の方の割合は全人口の14.2%を占めています。
そして日本はこの少子高齢化の問題に有効な手を全く打っていません。
今後ますます少子高齢化が進むと予測されています。

歳を重ねると、買い物や料理が負担に感じる人が増えてくるようです。

また安全面から火を使って料理をすることが少なくなったり、少量しか食べないので近場のお店で少量のお総菜を買ってきて食べるという方が多くなります。

最近はヘルシーで少量だけのお惣菜や弁当の品ぞろえが充実していますが、お店もこうした高齢者のニーズに合わせた品ぞろえを意識しているようです。

もちろん若くて健康志向の人にも魅力的ですが。

中食市場拡大の要因③:単身者急増

以前は結婚して家族と同居という暮らしが一般的でしたが、現在はライフスタイルが多様化し単身世帯が急増しています。
さらに若者世代の所得が上がっていないという原因もあるのかもしれません。

単身者は、時間がない・面倒で不経済といった理由で日々の食事を外部に依存する傾向が強くなります。
しかし外食では高くつくので外食よりも安上がりなテイクアウトを利用することが多いようです。

実際大手食品会社が20-69歳の単身1100人を対象として行った食生活調査では、市販の弁当・惣菜などの「中食」を週1
回以上利用する人は全体の64.6%となっています。

軽減税率によって総菜やテイクアウトが充実することを喜んでいる単身者は意外と多いかもしれませんね。

中食市場拡大の要因④:可処分所得の減少

ニュースで景気は回復している、という言葉を聞くたびに、??と思っている方は多いですよね。
それもそのはず、収入から税金や社会保険料を差し引いた「自由に使えるお金」、つまり実質可処分所得が増えていないのです。
このことはこの記事で何度も言及しています。
消費者の実感だと思います。

このように可処分所得が少ないと節約志向が強まります。
そんな中の消費税増税ですから、飲食時に税率8%と10%の差をどうしても気にしてしまいますよね。

本当は自宅で料理して食べると一番節約なのかもしれません、なぜならば共働きで忙しい家庭が増えていますからです。
そうなるとやはり手軽に買って帰れる総菜や中食の利用が今後も増えていくと予想されるのです。

かく言う私も働く女性として、今晩の食事を手作りにするか総菜を買うかの狭間で悩む一人です。

中食市場拡大の流れのメリット・デメリット

冷凍食品

まずはメリットから考えましょう。
惣菜を扱っているところにとって、この中食市場拡大の流れは大きなメリットとなります。
この恩恵に預かるのは、スーパー、コンビニ、テイクアウトショップなどがあります。

また、冷凍食材製造メーカーにとってもメリットがあります。
手間をかけずに、安くて美味しいものを食べたいという需要に答えるべく、冷凍食品業界でも新商品が次々に発売されています。

冷凍の総菜は、休みの日にまとめ買いをしておけば平日はチンするだけで夕飯が完成という、なんと買って帰る手間もない非常に心強い味方です。
また最近は以前にもまして、冷凍食品が美味しくなりましたよね。
これも冷凍食品の拡販に寄与しています。


逆にデメリットです。
中食市場拡大のデメリットを受けているのが、何よりも外食業界です。
先ほど取り上げた高齢化により、夜の集客が難しくなってきた居酒屋は売り上げ減少傾向にあります。
ファミリーレストランの売上の2割を占めているハンバーグも、高齢化が進むにつれて食されなくなるメニューと予想されています。

このように、社会構造と経済の流れを考えていくと、やはりますます中食への参入は急務と言えそうです。

では今後、中食はどこまで伸びていくと予想されているのでしょうか。

どこまでいく?中食市場の拡大?!

中食市場は現在、10兆円市場です。それが今後、15~20兆円まで拡大するという予想がなされています。
どうしてそこまで拡大すると算定できるのでしょうか。

農林水産省が出している、食料消費の動向調査から考えてみましょう。

中食の増加
黄色で表されている部分が中食の割合 資料:@農林水産省

外食産業から中食市場へ拡大

伸び予測の理由の一つ目は、外食産業から中食へと流れる人が多いと推定されているからです。

上の図で青で表されている外食ですが、単身世帯の外食の割合が減少を続けておりこれからも減少の見通しということが分かります。
前述の通り、外食産業のピークは1997年の29兆円でした。
これは多くの店舗が新業態を開発し、店舗数を増やし、売り上げを伸ばした結果です。
これ以降、多くの店舗は撤退を余儀なくされています。
つまり、外食産業が今後ピーク時まで売り上げを戻すことは困難だということです。

外食離れが進み、現在25兆円の外食市場から3割が中食に流れたとすると、中食が7.5兆円増加することが予測されています。

内食から中食へ

もう一つの理由は、内食の減少による中食の増加です。
内食とは家で作って食べることです。

上の図で緑で表されている部分が生鮮食品の割合ですが、2010年からすでに減少を続けています。
これは材料を買ってきて調理して食べる内食が減少していることを示しています。

今後家庭における食費の割合は、2040年度までに2%減少すると見られていますが、品目別でみると調理食品は伸びており「2040年は15年比4.2ポイント増の17・4%となる見通し」とされています。
つまり、食費自体は切り詰めるが、その中で中食の占める割合は高くなるという予想です。

将来的には加工食品が食費の50%以上を占めるであろうという家計調査もあるようです。

こういった推定により、現在10兆円とされる中食市場は20兆円までの拡大が見込まれているのです。

拡大を続ける中食市場で勝ち抜くために

テイクアウト

この流れを予想し、中食参入へと動き出す企業・店舗は数多くいます。
ライバルが増える中で他社に埋もれず売り上げを出していくには、味、メニュー、価格など、他とは違う魅力を出して差別化し集客を狙うことがどうしても必要になります。


たとえば、このように内食並みの美味しさを追求している例として、ローソンの「まちかど厨房」があります。
コンビニであっても、手作り感や出来立てにこだわることで他社との差別化を図っているのです。

店舗で炊いたご飯に熟成されたカレーをかけたり、店内で揚げた厚みのある柔らかいとんかつとソースがマッチした厚切りロースかつサンドなどが人気です。

これなら少々遠くてもお昼を買いに行きたくなるコンビニになりそうですね。
テイクアウトについてはテイクアウトを始めるためにー集客をするコツ!|もっとお店を繁盛させたい!|や、まず! お店でテイクアウトを始めるコツ!|もっとお店を繁盛させたい!|もご覧ください


そしてこうした持ち帰りに力を入れる際に必須なのが、包装資材です。
デリバリーでもお客さまの持ち帰る弁当でも、冷めにくく盛り付けが崩れない容器が必要なのです。

最近利用が拡大しているUber Eats(ウーバーイーツ)では、お客さまの手元に届いたときに汁がこぼれていたとか、中身がぐちゃぐちゃだったという話しをときどき耳にします。
そのニュースだけ聞くと、配達する人のせいだと思われてしまいがちですがすべてがそれではありません。
たしかに、Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達員の方はピンキリです。
しかし配達をお願いするお店の包装のしかたに問題があることも多いのが事実です。

ですから持ち帰った(テイクアウトした)お客様が、気持ちよく食べられる容器を選びましょう。

まとめ

これからさらに伸びが期待できる中食市場。消費者が求める出来立ての味や提供スピードと共に、持ち帰りやデリバリーでも安心なテイクアウト容器が欠かせません。
とくに今は環境に優しい製品が注目されているので、容器選びは重要です。

木村容器(株)は中食で使用する様ざま容器をご提案できます。
予算に合わせてオリジナルの容器もご提案できますので、是非木村容器のパッケージコンシェルジュにご相談ください。

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