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紙袋の歴史|昨今のエコの流れから考える

紙袋の歴史|昨今のエコの流れから考える

今の暮らしに溶け込んでいる紙袋

私たちの身近にある包装資材の中に「紙袋」があります。
紙袋というと平たいものから大きくてマチの広い紙袋まで、考えてみるといろいろなデザインや形、素材のものがあります。

とくにこの日本でもエコの意識が高まりつつある昨今。
以前は紙袋=自然の破壊=エコじゃない!!
という考え方をする人もいましたが、今では紙袋は自然に帰るのでエコだと考える人が多くなってきました。
エコの意識が強いヨーロッパの方ではとくに紙製品に注目が集まっているようです。

考えてみると紙袋ってとても不思議なものです。
プレゼントなくても困るものではないのですが、あればあったで嬉しいものですよね。
たとえば買い物をした時に持ち歩いたり、誰かにプレゼントするためにそのプレゼントにぴったりの紙袋を探して用意したり。

わたしたち自身もステキな紙袋に入ったプレゼントを渡されて、ドキドキしながら紙袋を受け取ったこともありますよね。
こう考えてみると、紙袋はなくて困るものじゃないかもしれませんが、あればあったでわたしたちをワクワクさせるものなのかもしれません。

このように使い道が広くて身近な存在の紙袋ですが、こうして日本に広まるまでにどんな歴史があったのでしょうか?
そして、これまでどのような役割を果たしてきたのでしょうか?
紙袋の歴史について特集してみます。

紙袋の歴史とは

紙袋 フルーツ 買い物

紙袋の発祥はアメリカです。

自立する紙袋は今となっては当たり前のようにありますが、最初の紙袋はマチがない平たいものでした。

そんなマチのない紙袋しかない時代に、紙袋にマチをつけることを考え出した人がいます。

それはオハイオ州出身のリチャード・スティルウエルで、彼は1883年にマチをつけた紙袋の特許を取得しますが、実際に世の中に、マチがついた紙袋が普及していったのは1930年代になってからでした。
その後スーパーマーケットの登場により紙袋の需要はどんどん増え、紙袋は世界中に普及していきます。

現在の日本のスーパーマーケットでは、ビニール製のポリ袋がメジャーですが、アメリカでは今もビニールと同じくらい紙袋が使われています。
それは昔からの習慣と、紙袋の作りによっては重いものでも運べることや、割れ物でも安心感があることが紙袋が未だ数多く使われている理由のようです。

ですからアメリカのレジでは「紙袋?ビニール袋?」と聞かれることがあるそうです。

わたしは日本在住ですが、私の家の近くにも少し高級なスーパーがあり、レジでは「袋は紙が良いですか?それともビニールのほうが良いですか?」と聞いてくれます。
どちらを選択しても、もちろん持ち歩きやすいよう手提げの付いたものを用意してくれます。

ところが、アメリカでは、お店によっては紙袋に手提げ紐がついていない時があるようです。
オレンジやレモンが入った紙袋を胸の前で抱えて歩くというのも、どこかの映画のワンシーンのようで憧れますが、現実にその状態で鍵を取り出して玄関を開けるのは、少々大変そうですね。

ですからアメリカで買い物をする時には紙袋に紐が付いているのかチェックが必要かもしれません。

日本の紙袋の歴史

紙袋 クラフト セメント

日本で最初に使われた紙袋はなんと、セメントや石灰窒素を入れるクラフト紙袋でした。

意外ですよね・・・

それは1923年、ニューヨーク駐在をしていた日本の商社マンが、アメリカのクラフト紙袋を日本に送り、試作されたのが発端だそうです。

今でもその手の紙袋は飼料や薬品、お米の袋など重いものを入れためにもたくさん使われています。

そういえば新聞を整理する袋なども紙袋ですよね。

しかし紙袋の形と役割は、時代に伴い変化していきます。

紙袋の歴史 ー 工業用から百貨店の袋へ

前述したように今ではいろいろな分野で活躍している紙袋ですが、今の私たちがよく手にする紙袋といえば、お店でもらう手提げの紙袋ではないでしょうか。

このような紙袋が現在のように手提げとして使われるようになったのは1957年頃のことです。
きっかけは、日本で最初の百貨店である三越が、三越のロゴが入ったオリジナルの紙袋を使い始めたことでした。

今では懐かしい赤・青・紺の三色が並んだシンプルな紙袋は、三越の紙袋として日本中の人に認知され、2014年に新しいデザインに切り替わるまで長年にわたって使用されてきました。

その紙袋を見れば、「あの人は三越でお買い物をしたんだ」と一目で分かるわけですから、三越としてもかなりの宣伝効果があったようです。
百貨店としてのブラントイメージの定着に繋がりそうですね。
三越でお買い物をするのがステータスだった時代。
あの三越の紙袋をわざと持って歩いた人もいたようです。

現代の紙袋 - 紙袋の役割の変化

三越での紙袋の導入以降、紙袋は持ち運びのための袋としてだけでなく、広告の役割も果たすようになってきました。

街で素敵な紙袋を持っている人を見ると、どこのお店だろう?と目が行ってしまいますし、気になるお店の印象が、店名よりもパッケージのデザインだったりもします。

「なんていうお店だったかな、ほら、黄色い袋で、絵がいっぱい書いてある袋のお店・・・」
なんてこと、ありませんか?

可愛い袋が気になってインターネットやSNSで検索して、お店の名前や存在を認知したという方も少なくないでしょう。

お客さまの立場としては、お気に入りのショップで買い物をした時にお店のロゴが入った紙袋に入れてもらえたら嬉しいですよね。
しかもその紙袋が季節限定のデザインだったり、カッコいいデザインだったりすると、ちょっと得した気分になるかもしれません。
それに持って恥ずかしくないオシャレな紙袋なら持って歩いて、しんどくなったら捨てるのも簡単!
わたしたちにとってもメリットがありますよね。

このように考えてみると、「宣伝媒体として紙袋を利用したい」というお店側の思惑と、「お洒落な袋を手に入れて、お買い物を楽しみたい」というお客側の思いが一致しています。

紙袋の歴史 ー 紙袋のこれから

紙袋 スマイル クラフト

最近ではレジ袋削減のために、有料化したり廃止するお店も増えています。
レジ袋有料化の法整備も早急に進められています。

そこで増えてきているのが、耐久性のある紙袋をマイバッグとして使うという方法です。
お店でもらった紙袋を一枚携帯しておいたり、車にストックしていつでも使えるようにする人もいるようです。
手にする紙袋はいろいろなサイズのものがあるので、いくつか準備しておくとぴったりのものを使えて便利ですよね。

それだけではありません。
紙袋をマーケティングに役立てようというお店も増えています。
「看板広告や雑誌に載せるには大きな費用がかかるけど、まずは紙袋を使ってお店の認知度を高めて行こう」とか、「コンセプトに合わせてこんなイメージを持ってもらいたい」といった時にも紙袋は有効なツールです。
お客さまがお店のロゴが入った紙袋を持って歩いてくれたら、お客さまは望む望まないとに限らず、歩く広告塔です。
宣伝看板は歩かないので、とってもお得です!

好きなお店の紙袋や、頂いた紙袋を大切に保管している方も多いと思います。
捨てるにはもったいない、何かに使えないかな、と考えていると、気づいた時にはストックがいっぱいになっている…なんてことはありませんか?

最近紙袋は持ち運びの為だけでなく、収納やインテリアで使う方も増えているそうです。

また紙袋は軽くて耐久性もそこそこあり、処分するときも手軽なので、リメイクして使えるアイテムとして注目されているようです。
紙袋を利用して部屋をおしゃれにスッキリさせる方法が、本やネットでたくさん紹介されています。

紙袋は、これまでと同じように「包む」「贈る」「運ぶ」という場面で、わたしたちの生活の中で大切な役割を果たして行くでしょう。
そして昨今のエコブームのあおりを受けて、さらに活躍の場を広げて、私たちの生活を豊かにしてくれるはずです。

木村容器はお客さまがお望みになる紙袋を数多くご用意しております。
ぜひご相談ください。
お客さまの用途に従って、丁度良い紙袋をお選びいたしますので、木村容器のパッケージコンシェルジュまでご相談ください。

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